タイガーウッズに会いに行く 3 -タイガー登場と2度目の奇跡-

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『タイガーウッズに会いに行く』シリーズ記事はこちら:1. 抽選編2. 前夜編|3. 当日編|4. 総集編

前回は、『TW in Japan』の会場となっている
保土ヶ谷にあるゴルフハンズに到着し、イベントが始まるまでの経緯をお話しました。
今回はイベントの様子をお話します。

いざ、練習場内へ

受付が開始されました。列の最後尾に並び、列が進むのを待ちます。
会場の入り口には特大ボールオブジェが置いてあるのが見えました。
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どうやらタイガーへのメッセージが書き込める様です。

せっかくですので空いているスペースを探し、書き込ませて頂きました。
中には英語で書いている方もいました。やはり熱いですね~!

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書き込んだ後はいよいよ受付です。
当選の連絡時に頂いたQRコードを見せると、名前を呼ばれて身分証の提示。

エントリーが済み、参加賞・イベント用Tシャツを手渡されると、次は打席を決めるための抽選でした。

ボールの入った箱から1個つかみ取るとそこには『16』と書いてありました。
それはそのまま打席ナンバーという事でしたので、1階の16番打席へ案内されました。
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また、そのボールは後で行うイベントでも使用するので、そのまま持っておくようにとも言われました。

漂いだす周囲の緊張感の中打席にたどりつき、ポロシャツの上から先ほど渡されたTシャツを着こみ、スタンバイOKです。

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本当はこの日の為に用意した派手めのピンクのポロシャツのままイベントに臨みたかったので、その点が少し残念ではありましたが・・・。

この時点で時刻は11時。あと15分で生タイガーの登場です。
はやる気持ちを抑えつつ、ストレッチや素振りをして開始を待ちました。

待ちに待った瞬間!タイガー登場!!

11時15分になりテンポの良い音楽が鳴り始めました!

・・・いよいよか!

との思いでワクワクしていると、現れたのは司会進行の女性とティーチングプロとして有名な鶴見功樹氏でした。

正直な所・・
タイガーを待ち望んでいた事もあり、会場には少々のがっかり感が漂いました。

しかしイベントは『タイガーに学べ』です。

鶴見プロも我々がタイガーの教える事を吸収しやすくする為なのでしょう。
各種ストレッチを実践してくれたのです。

鶴見プロによるストレッチも終わり、再度テンポの良い音楽が流れ始めました。

今度こそ、タイガーが現れる雰囲気がビンビンです。

1階打席の参加者の多くは打席から離れ、タイガーが登場するであろう出入口へ携帯片手に殺到です。

・・・もちろん私も携帯を持ちそちらへ走ります。(笑)

ついに、ついに、ついにタイガーが登場しました!

余談 ~実は私、2回目なんです~

ところで、実は私は1997年にタイガーが初来日して武蔵丘でイベントを行った時に、バイトに参加したという経験がある為、生タイガーを見るのはこれで2度目です。

ただしその時はバイトという立場もありましたし、ギャラリーやSPに囲まれていたため、間近で見る事はかないませんでした。
30m程離れた所から見るのがやっとだったと記憶しています。

その時に逸したチャンスを今日は掴めました!
人垣があるとは言え今回はタイガーまでほんの2~3メートル!

なんとか写真数枚を撮る事に成功しました。
まだイベントが始まっていないのにすでに満足度は80%を超える勢いです。
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その後、司会進行の方がイベントを進めるアナウンスをしたため、タイガーの周りに集まっていた参加者は、私を含め自分の打席に戻りました。

ゴルファーを魅了する!世界の技

まずはデモンストレーションショットでタイガーは我々を魅了してくれました。

不思議な事にタイガーが50ヤードのウェッジショットを打つだけで、ボールが美しくゆっくりと飛んでいくように感じます。

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その後タイガーは数十ヤード曲げるアイアンショット、ノックダウンショット、ロングアイアンのハイボール、高弾道ライナードライバーショットを次々と披露してくれました。

会場の参加者や場外ギャラリーからは感心しきりのため息と歓声が漏れています。

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デモンストレーションの合間にはタイガーが何気なく指名した方々が、参加者の前でタイガーのクラブを打たせてもらったり、ドライバーの飛距離勝負などをしてイベントを盛り上げてくれました。

タイガーの教え

参加者が72名いますので時間的に一人一人教えて貰う事は出来ません。

タイガーが一貫して我々全員に向けて繰り返し伝えたのは

『必ずクラブのセンターに当てる事、当てる意識を持つ事。』

でした。

・・・おいおいタイガーよ。
それが出来なくて大抵のゴルファーは悩んでいるんだよ。

と、心の中で突っ込みをいれてしまいましたが、多くのゴルファーはセンターに当てるという意識よりも、“飛ばそう!”とか“綺麗なフォームで打とう!”という事にとらわれ過ぎているという事を、タイガーは指摘したかったのではないかと解釈しました。

芯に当たる確率の高いリズム・テンポ・スイングスピードを、自分なりに見つける事が大事なのだと思いました。

奇跡が起きた!ニアピンイベント

イベントの締めくくりは、『タイガーVS参加者』のニアピン対決でした。

練習場の130ヤード先のグリーンに立ったピンに一番近くに寄せた人の勝利です。

ここでようやく受付の時に引いたナンバー入りのボールの意味がわかりました。
一番近くに寄ったボールが何番かで、誰が打ったボールか判定すると言う訳です。

当然ながら手持ちのナンバー入りボールは1個です。
ゴルフの原則もそうですが1球勝負です。

司会者の方が開始の合図をしました。

直後は皆打ちません。
周りの様子をうかがっています。

一番最初に打つのは緊張しますし、どれくらい近ければチャンスがありそうか見定めていたのかもしれません。

私自身はそういった事を計算しても仕方ないと思っていたので、自分のペースで打つ準備を始めました。

あまり自分に期待していない事もあり、それほど緊張する事もなく風向きなどをチェックしながらアドレスに入ります。

風は右から左でした。

ピンのやや右に目標を取り、力まずラインだけ出していくイメージで、例の『16』と書かれたボールを打ち抜きました。

比較的手ごたえの良い感触とともに打ちだしたボールは、自分の狙いよりほんの少し左でしたがそれでも思ったより風に流されず、ピンに向かって飛んで行きます。

飛んでいくボールを眺めながら『まずまずのショットだけど少し弱いかな。』と考えていました。

しかしそれが幸いしました!

練習場の地面はコースより硬めです。
グリーン手前にワンクッションしたボールはコロコロとピンの近くに寄って行ったのです。

打席から見てもピンハイについている雰囲気です。

周りにいたナイキのイベントスタッフの方や参加者の方に、『アレ近いですよね。チャンスあるんじゃないですか?』と言われ急にドキドキして来ました。

確かに自分で見ても今の所一番近い様に見える・・・・。

その後全選手が打ち終わった頃を見計らい、司会者の方が終了の合図を告げ計測に入ったのです。

『結構乗っていますね~。それでは一番近くのボールを計測します。
・・・1.5メートルについている方がいらっしゃいます!』

状況を見守りつつその1.5メートルについたナンバーが発表されるのを待ちました。

『ニアピン賞は・・・16番ですっ!!!16番の方前へどうぞ!』

鳥肌がたちました。

しかし、自然とガッツポーズをしていました。

そして私は興奮を抑えきれない状態でタイガーに向かって走り出したのでした。

その4に続きます。

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