グリップ交換をしよう!
グリップ交換の頻度
本日はグリップ交換のお話です。
グリップは使用すればするほど滑りやすくなります。
それ自体が危険ですし、滑らないようにと強く握りこんでしまって
ショットが安定しないなどの悪循環にもつながります。
週1回の練習とラウンドをされる方は、1年に1回。
そんなに頻繁に行かないよ、という方でも
2年に1回はグリップ交換されることをオススメします。
ゴルフクラブのメンテナンスで一番手軽に出来るのがグリップ交換です。
フルセットいきなり交換するのをためらってしまう方は、
例えばドライバー1本から交換してみるのはいかがでしょうか。
1本でしたら時間もコストもそれほどかかりません。
店頭に気に入ったグリップがあった場合は、10分ほどお待ち頂ければその場で交換が可能です。
※店内混雑時、交換スタッフ不在時は
その場でのお渡しが出来かねますのでご了承くださいませ。
グリップの選び方
何も考えずに、
例えば滑るようになったからとか、気分転換したいからという理由で
グリップ交換して頂いて構わないのですが、
最近は注意しなければならない事も増えてきています。
第一に″グリップの握り心地″です。
これに関しては人によって好みも違うかと思います。
ぜひ、店頭で色々握って確かめてみてください。
たいていのメーカーのグリップはゴム製グリップが装着されていますが、
ゴムでもソフトなものもあれば、堅めのものもあります。
最近では樹脂を使用して、耐久性とやわらかさを両立させているものもあります。
また、すごくソフトで気持ちよく握れるのですが耐久性がそれほど高くなく、
結果交換頻度が高くなってしまうものもあります。
次に注意するのは″グリップの太さ″です。
例えばイオミックというグリップは
独自の測り方でグリップの太さをカタログに表記していますので
お好みや手のサイズに応じてお選び頂けます。
他のメーカーさんのグリップでも太くする分には
下巻きテープを2~3回巻いていけば太く出来ます。
細くするのは難しいですが、下巻きテープを薄いタイプに変更したり、
グリップを伸ばし気味に入れたりする事も出来ますので、ご相談ください。
また、最近特に注意が必要になって来たのは″グリップの重量″です。
以前と比べると軽いグリップが装着されているクラブが増えました。
従来のグリップは50g前後の物がほとんどでしたが、
ダンロップXXIO8・9シリーズや、キャロウェイビッグバーサβシリーズのグリップは25gしかありません。
こういったクラブに通常重量のグリップを入れると
バランス(D0とかD1ってヤツです)が非常に軽い仕上がりになってしまいます。
メーカーもグリップの軽量化を意図してやっていますので、
交換してしまうと目的の通りにクラブが機能しなくなる可能性がある訳です。
ですので、ここまで極端に軽いグリップを入れている場合は
メーカーから同じグリップを取り寄せて交換する事をおススメします。
もちろん全て無視してお好みのグリップに交換してはいけない訳ではありません。
これが正解というのはその人本人が判断する事ですから、
交換して使いやすくなるのであればそれで良いのです。
ちなみにグリップ重量はメーカーカタログを見ると書いてある事が多いです。
グリップを新しく選ぶ際には近い重量のグリップから選ぶと良いでしょう。
その際、2~3gの重量差であればそれほど気にする必要はありません。
前述したように正解は本人が使用してみない事にはわかりません。
こだわりを持つ事も大切ですが、気にしすぎると行き詰ってしまう事もあるのです。
バックラインのお話
バックラインについても簡単にお話ししましょう。
バックラインとはグリップ裏側の出っ張りの事です。
この出っ張りが指の第2関節部分に引っかかり、しっかりとそして緩みにくく握れるのです。
半面、バックラインがずれて入っていたりすると非常に気持ち悪いですし、
カチャカチャ系クラブの場合など、調整をしたらグリップのロゴもバックラインも
『横に来てしまった!』とか、『上に来てしまった!』となる場合がありますので注意が必要です。
ウェッジなども開いて握ったりするという事もあります。
これらを理由に、バックライン無しを選択する方も増えているようです。
ぜひご相談ください!
これだけ色々書いてしまうと、
最初に書いた『グリップ交換は一番簡単に行えるメンテナンス』というのと矛盾してしまいますね。
ですので皆様はクラブを持って来てご相談頂くだけでOKです。
持って来て頂いたクラブのデータは、
こちらで調べた上でグリップのご提案をさせて頂きます。
ラウンド機会が少ない冬場や夏は交換のチャンスです。
是非1度お店に足を運んでいただき、ご相談ください!!