石川遼シード復帰への道

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石川遼の現状

2017年1月、タイガーウッズが復帰した試合として注目度大幅アップした
ファーマーズインシュランス終了時に記事を書いています。

この試合残念ながらタイガーは予選落ちに終わってしまいましたが、
石川遼選手が活躍してくれました。

短いバーディーチャンスをことごとく外しながらも4日間6アンダー、20位タイでの終戦でした。

彼は実は今期、公傷制度という権利でPGAツアーの試合に出ています。

2016年のシーズン途中に腰痛が悪化したため、戦列を離れたからです。

その公傷が認められましたが、今期は限られた試合数で一定のポイントをクリアしないと
シード復帰出来ないという条件になっています。

その条件を具体的に説明します。

シード復帰の条件

石川選手が15-16年シーズンに出場した3試合で獲得したポイントは約55ポイント。
その年のシード権獲得最下位125位の選手のポイントが約455ポイント。

石川選手が今期シード復帰を果たすには指定された試合数でこの455ポイントを超えなければならないのです。
前述した様に、昨年の3試合で約55ポイントを獲得していますので、残りのポイントは具体的には399.7ポイント必要です。

そして指定された試合数は20試合。この試合数で399.7ポイントを超えれば21試合目
以降も試合に出る事が可能になります。

しかし、もし20試合でポイントをクリアしてもそれはあくまで16-17年のシードと
なりますので、21試合目以降でポイントを全く獲得できないという事があれば
17-18シーズンシード権は失う、という事がありえるのです。

しかも今期のフェデックスポイントは若干の改定がされました。

フェデックスポイントの改定

ポイント配分が上位に厚く、下位に薄くなったのです。

予選通過して50位60位を続けても意味がないのです。

それでは石川選手のここまでの5試合のポイントを振り返ってみましょう。

第1戦 CIMBクラシック        10位タイ  獲得ポイント 62
第2戦 シュナイダーズホスピタル   予選落ち  獲得ポイント 0
第3戦 OHLクラシック         50位タイ  獲得ポイント 8
第4戦 キャリアビルダー       50位タイ  獲得ポイント 7
第5戦 ファーマーズインシュランス  20位タイ  獲得ポイント 38

5戦の獲得合計115ポイント・・・残り必要ポイント=284

以上の様な状況となっています。

何度も繰り返しますが20試合で約400ポイントですから1試合あたり20ポイントを
加算する必要があります。

今の所はそのペースで獲得出来ていますが、2試合続けて予選落ち、などといった事を
してしまうと一気に苦しくなってしまいます。

もちろん石川選手には細かい計算などせずに試合に、1打1打に集中して貰い、
この状況をクリアして欲しいと思います。

石川選手、応援しています。
ファーマーズの調子なら10試合くらいでクリア出来るのではないかと密かに期待しています!

頑張れ!遼君!

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