タイガーウッズに会いに行く 4 -タイガーとの夢のような時間-
『タイガーウッズに会いに行く』シリーズ記事はこちら:1. 抽選編|2. 前夜編|3. 当日編|4. 総集編
前回は、奇跡的にニアピン賞を獲得したその瞬間までをお伝えしました。
今回は、その後にタイガーと過ごした密なひと時についてお話します。
2度目の奇跡の全貌
湧きたつ興奮を抑えきれないまま、私は約40ヤード先のタイガーのもとへ小走りで向かいました。
到着するまでの短い間、打席が離れてどこで見ているかわからないお客様のお嬢さんの事をふと思い出します。
(※参照:タイガーウッズに会いに行く2 -イベント開始まで-)
https://daikanyamagolfclub.com/blog/201505-2119/
『やっぱり彼女が幸運を運んで来てくれたのかも・・・!?』と。
また、
『ここに来れただけで幸せなのに、更にこんな素晴らしい事が起きるなんてちょっとツキ過ぎてて怖いな・・。』
とか、
『きっとタイガーと握手出来るよな!その写真撮りたい~!』
などと、短時間で本当に様々な事が頭をよぎりました。
到着した私をタイガーはその大きな瞳でまっすぐ見つめ、
がっちりと本当に力強く握手をして迎えてくれたのです。
顔ちっちゃい!目が大きい!タイガーだ!本物のタイガーと握手してるよ!
もう興奮と感動で、頭の中がジェットコースター状態です。
この時点でイベント満足度200%を軽く振り切っていた私に、
タイガーから更なるプレゼントを手渡されるという攻撃で、私の腰は砕けそうになりました。
お宝中のお宝!本人使用のレプリカドライバー
タイガーからのプレゼントとは、なんと本人使用のドライバーのレプリカモデル。
それもクラウンに本人直筆のサインが入っているお宝中のお宝でした!
もう何が何だか訳がわかりません。
こんな事がありえるのでしょうか!?
このイベントに参加できただけで相当な倍率であっただろうに・・・。
タイガーと握手してサイン入りドライバーまで頂けるなんて!
本当にゴルフをやってきて良かった。
タイガーのファンで良かった。と思えた瞬間です。
話しはそれますが私はホールインワンをした事はありません。
一生に1度はしてみたいと常々思っていました。
しかし今日の事でホールインワンをする運はきっと使い果たした事でしょう。
でも、このまま出なくても構わないくらいの夢のような経験をさせていただきました。
夢のようなひと時~タイガーと交わした会話~
司会者の方にマイクを渡されたので、タイガーに向けて感謝と感動の言葉を伝えました。
下手くそだろうと何だろうと英語で直接伝えるのが最低限の礼儀だと思いました。
『タイガーありがとう。今とても興奮しています。会えて嬉しいです。どうかメジャーにまた勝ってください。』
という事を伝えました。
言葉が合っているかわかりませんでしたが、タイガーが
『I WANT TO TOO.』(僕もそうしたいよ)
と返してくれたので、言いたい事は伝わったようです。
別れ際に再度タイガーと握手を交わし、打席に戻りました。
時間にしたら2~3分の事だったと思いますが、本当に人生で一番密度の濃いひと時だったと思います。
打席に戻ると、近くの参加者数名が
タイガーから頂いたドライバーの写真を撮らせて欲しい、と集まってこられました。
中には自分でドライバーを持って撮りたいと言う方もいらっしゃいました。
私も断る理由がありませんし、幸せのお裾分けが出来ればと快諾しました。
少し落ち着きを取り戻した頃、イベントは終了。
タイガーも1度裏に戻ります。
彼が休憩をとっている間に我々参加者は記念撮影の為、練習場の芝生の上に集合しました。
その際何も持たずに集合して下さい、と言われました。
参加者の中にそんな方は居ないと思いながらも、タイガーのドライバーから離れる事が不安になってしまう自分がいます。
そんな私の気持ちを察したのかナイキのスタッフの方が『私が責任持って見てますよ。』と言って下さった事もあり、安心して集合場所に向かう事が出来ました。
『ホントちっさいな~。自分。』と思いながら・・・。
2階打席からカメラマンの方の指示を受け参加者全員がカメラにおさまる様に並び終わると、
タイガーが再び登場し、無事記念撮影を終えました。
撮影後何人かがタイガーに握手を求めた事で少し場がバタバタしましたが、
SPやスタッフに遮られタイガーはそのまま会場を後にし、次のイベント会場である新宿に向けて出発したのでした。
後で聞いたところによるとタイガーは日本に24時間もいなかったのではないだろうか、という事でした。
スーパースターは本当に大変ですね・・。
ありがとうございました!!
打席に戻り帰る準備をしていると、TBSとゴルフネットワークの取材依頼を受け、
テレビカメラの前でコメントをさせて頂くという経験をしました。
質問された事に答えるだけですが、慣れない事は緊張しますね。
『あの~、あの~。』を連発してしまいました。
結局当日のニュースやゴルフネットワークの特別番組にも私のコメントが採用される事が無かったのでホッと胸をなでおろした次第です。
こうして私にとって奇跡のイベントは全て終了しました。
あまりにエキサイティングな事が続いたので疲労と空腹はピークに達していましたが、
代官山ゴルフ倶楽部は私を含めスタッフ2名の小さなゴルフショップです。
この日も私がイベントで留守にしている間、もう一人のスタッフが店番をしてくれていました。
そのスタッフがいてこその幸運・快挙でもある訳です。
という事で私は急いで代官山ゴルフ倶楽部へ戻り、事の顛末を伝え通常業務に戻ったのでした。
長々と稚拙な文章にお付き合い頂きありがとうございます。
今回『TW IN JAPAN』に携わった全ての方に感謝の意を表して、このシリーズを終了したいと思います。
皆様本当にありがとうございました!!
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