PXG GEN2ウッドシリーズ試打総評

Pocket
LINEで送る

待望の…

PXGのGEN2ウッドシリーズがアメリカで発表されてからしばらくの時間が経ち、

ようやく試打クラブが日本に届き、代官山ゴルフ倶楽部にも入荷して来ました!

同時に受注も開始です。

PXGが新商品を発売する時は必ず前作を超えるものを出す!というのが開発理念としてあります。

それだけに今回のクラブが機能的にどう進化を遂げたのか、興味津々です。

デザイン

まず商品デザインはこちら!上が前作のGEN1で、下がGEN2です。

0811X GEN1

IMG_2372 IMG_2373

0811X GEN2

IMG_2371 IMG_2374

0341X GEN1

IMG_2376

0341X GEN2

IMG_2375

0317X GEN1

IMG_2378

0317X GEN2

IMG_2377

試打に向けて

ソールのウェイト位置を見ただけでだいぶ変化している事がわかります。今回のウェイトの箇所がヘッドのソールセンターを中心に3か所離れた場所に配置している事からシルバーウェイト(ブラックよりシルバーが重たい)を動かす事で重心位置が大きく動かせる事が予想されます。早速ドライバー・フェアウェイ・ユーティリティーの順に試打の結果と感想を発表していきたいと思います。

 

使用ボールは19年タイトリストプロV1で統一しました。

IMG_2370

ドライバーのシャフトはクセが少なく、ややしっかり感のあるスピーダーEVO4 661Sをチョイス。フェアウェイはこれもクセの少ないツアーAD TP6Sを。ユーティリティーはフジクラMCH80Sとしました。

IMG_2379IMG_2380IMG_2382

 

今回0811X GEN2のヘッド重量は約200g。前作で言うと0811LXに相当しますのでこれの10.5度と比較しました。XFはほぼ同じヘッド重量ですのでやはり10.5度で比較検証してみる事にします。※今回0811Xに相当する206g周辺のヘッドはございません。重いヘッドで短めに作る事を検討している方は別途ご相談ください。

また私のヘッドスピードはユピテルの計測器で43~45m/sです。

IMG_2383

ドライバー試打&感想

①0811LX GEN1 VS 0811X GEN2

IMG_2398

早速数値結果を発表!!!

IMG_2392

 

上がGEN1。下がGEN2です。

0811Xシリーズはアメリカのドライバーらしさ満載です。つまり初速は速いが捕まりは決して良いと言えずスピン量は少ない。しかし今回のクラブの第1印象はまずやさしい。前作同様決して捕まりやすいとは言い難いですが右へ流れる度合いが減少し結果として飛距離が伸びています。実際ミスヒットしてもそれほどサイドスピンが増える印象がありませんでした。ちなみに当たり方にもよりますから一概には言えませんがメーカーが言うほどバックスピン量が減少している印象は私にはありませんでした。

また変化したのは打感(打音)。前作はソフトなんですが乾いた音で独特な印象でしたが、今回は同じくソフトですが標準的な金属音になった印象です。こればかりはなかなか伝わりにくいので是非試打にいらして頂ければと思います。

しかも今回は前述したようにソールのウェイト箇所が変更になっていますので配置によってかなり各打ち手にとって打ちやすい様に調整する事が出来そうです。

続いてやさしさが売りのXFシリーズ

②0811XF GEN1 VS 0811XF GEN2

IMG_2399

IMG_2393

こちらも上がGEN1、下がGEN2です。

さすがにやさしさを売りにしているXFシリーズ。こちらに関してはメーカーによると方向性が格段に向上するというデータを頂いていましたが、私が個人的に感心したのは飛距離の減少が少ない=初速ロスが少ないと言う点です。

あ、少し開いたかな?これは飛ばないかな?と思った当たりがまずまず行ってくれてしまうのです。また打出し角アップとスピン量減少は感じました。私はスピンが多い方ではないので、スピンが減るクラブの場合楽に打ち出しから上がってくれないと難しく感じてしますのですが、明らかに高いです。そしてそのまま伸びていってくれる印象です。

ドライバーは全体的に捕まりやすさをもう少し向上してくれると個人的には最高でしたが、今回はウェイト可変システムを調整しないでの試打ですので、この調整によって更に実戦で強い武器になってくれそうな印象のドライバーでした。

0811X総評『最大飛距離は明らかに出る!ウェイト調整でフェアウェイキープもアップ!』

0811XF総評『ミスに強く平均飛距離がアップ!』

フェアウェーウッド試打&感想

③0341X GEN1 VS 0341X  GEN2

IMG_2400

フェアウェイウッドは5番で打ち比べました。

こちらもまずは数値計測結果から。上がGEN1で下がGEN2です。

IMG_2394

この結果には驚きました。明らかに飛びます。構えた時から新しいフェアウェイは上がりやすそうな印象に仕上がっていましたが、数値で見ても明らかに高い打出し角になっています。とにかく球が拾いやすくやさしい!多少の打ち損じでも球の高さをそろえてくれる印象です。ソールウェイトを調整する必要を感じませんでしたが、ドライバー同様もっと高く打ちたいとか捕まえたい、逃がしたい、あらゆるニーズに対応可能です。

フェアウェイウッド総評『明らかな高打出し低スピンでハッキリ言って飛ぶ!』

ユーティリティ試打&感想

④0317X GEN1 VS 0317X GEN2

IMG_2401

こちらも数値結果から。上がGEN1で下がGEN2です。

IMG_2395

ユーティリティーもGEN2が勝利。しかし数字以上に衝撃を受けたのがこのユーティリティーです。ある意味今回一番機能性アップを感じました。なぜなら、GEN1を打っている時、私がたまたま気持ちよく芯を食い続けイメージ通りのドローボールが打てたのです。にもかかわらずミスヒットを含むGEN2が平均飛距離で勝ったのです。そして更に打感にビックリです。PXGのアイアンを初めて打った時に感じた衝撃に近いものを感じました。

ミスヒットした事はわかるのですが、明らかに振動が少なくヘッドのブレを感じません。ミスなのにヘッドがスッと抜けて走っていく様な感覚です。薄い当たりなのに高さも出てくれます。芯に当たればしっかりと高さを出しキャリーを伸ばしてくれます。球の捕まりもバッチリです。ハッキリ言って文句のつけようがありませんでした。今回のラインナップで一番のおススメがこのユーティリティーです。是非試打にいらして、この打ちやすさを体感して頂きたいと思います。

ユーティリティー総評『上がる!捕まる!抜群の衝撃吸収性!』

 

以上が今回のGEN2シリーズの代官山ゴルフ倶楽部としての評価です。しかもGEN1シリーズよりもお求めやすい価格になっての登場です。

是非『PXG』の良さを体感してみてください!!

Pocket
LINEで送る