ゴルフの祭典 マスターズ・トーナメント その魅力と2015年の見どころ
毎年4月の第2週、同じコースで行われる唯一のメジャー大会であり、プロゴルファーの誰もが憧れる夢の祭典があります。
それがマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)です。
いよいよそのマスターズの開催が近づいてきました!
マスターズが終わる頃には日本でもゴルフに最適なシーズンとなるため、冬場に一休みされていて、これをきっかけに再開するという方も多いのではないでしょうか。
私もマスターズを観た後はゴルフに行きたくて仕方なくなります。
プレイだけじゃない!開催コースの魅力
マスターズはジョージア州アトランタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで行われます。
このコースは会員数約300名からなる完全メンバーシップコースで、会員希望も後を絶たないそうですが、数十年待ちとも言われています。
また、マスターズの優勝者は『名誉会員』にはなれるそうですが『正会員』にはなれないそうです。
プロゴルファーで正会員なのは有名な所ではアーノルド・パーマー氏だけの様です。
そしてオーガスタと言えばその息をのむような美しさが特徴で、『ガラス』とまでいわれる超高速グリーンは、ゴルファーであれば一度は経験してみたいのではないでしょうか。
1番から18番までの全てのホールに、コースに咲く花や樹木の名前を付けている事でも有名です。
興味のある方は以下のウィキペディアをご覧ください。
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)は、アメリカのジョージア州オーガスタにあるゴルフ場。毎年4月上旬に開かれるマスターズ・トーナメントの開催コースとして名高い。1934年、ボビー・ジョーンズとゴルフコース設計家アリスター・マッケンジーとの設計によってオープンした。
(Wikipedia:オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブより引用)
余談ですが、千葉県のゴルフ場『紫カントリークラブ(すみれコース)』では、マスターズ開催の前週である3月31・4月2日~5日を『マスターズWEEK』とし、グリーンを11~13フィート(オーガスタとほぼ同等のグリーンのスピード)にするという面白いイベントを行っているそうです。
こちらも興味のある方はサイトをチェックしてみて下さい。
紫カントリークラブ(すみれコース)のイベント情報
http://www.murasaki-cc.co.jp/sumire/event_info/
ゴルファーであれば誰もが憧れるオーガスタ。
実際にプレーをした事のある方にお話をうかがった事がありますが、やはり相当に美しいコースだそうで、コースそのものが神々しい雰囲気で包まれているとの事でした。
ただし、実際にラウンドするとテレビで観るだけではわからない程のアップダウンがあるそうです。
そしてOB・深いラフが少ないので意外と大たたきしないで済んだよ、とおっしゃっていた事も印象的でした。
マスターズの面白さ、見どころ
私は1993年にゴルフを始めましたが、プレーする事の面白さが最優先で、マスターズをじっくり観るようになったのは1996年からです。
96年と言えばグレッグノーマンが最終日に78と崩れ、ニックファルドに大逆転された事が印象的な年でした。
そして翌年、もはや伝説とも言える衝撃的な事が起こりました。
ご存知、タイガーウッズがプロとして出場した初のメジャーで18アンダー、2位と12打差をつけ、圧倒的な実力を示すだけでなく、最年少で優勝を達成したのです。
この時、タイガーウッズのカリスマ性に惹かれファンになったのは私だけはないでしょう。
正に世界中のゴルフファンがタイガーに魅了された瞬間だったと思います。
テレビ越しとは言え、その様子をLIVEで観れたことは本当に幸せでしたし、大きな衝撃も受けました。
その後、タイガーは現在までマスターズを4度制していますが、2005年を最後に勝利から遠ざかっています。
今年は出場するかどうかも不明であるのが残念でなりませんが、出場するからには圧倒的な強さを見せて欲しいとも思いますので、ファンとしては複雑な心境です。
しかし、タイガーが不在であってもマスターズは魅力タップリの試合です。
マスターズになると調子が上がる選手がいたり、様々な記録が残っているのもその理由の一つです。
例えば、50歳を超えてなお存在感を示すフレッド・カプルスは、優勝こそ1度ですが23年連続予選通過の記録を持っています。
フィル・ミケルソンは何度もトップ5以内を記録し、2004年についに初優勝。その後も2勝を挙げ抜群の相性の良さを見せています。
また、2003年にマイク・ウェアがレフティとして初優勝するまでは、オーガスタはレフティーに不利と言われていました。
しかし2003年以降の11大会の内5大会をレフティーが制しています(ミケルソンが3度、ババ・ワトソンが2度)。
…こういった記録や歴史を振り返ると、マスターズへの興味は尽きません。
日本からの参戦者と期待値は…?
日本からは残念ながら松山英樹選手のみの参加となります。
慣例的に招待されていた『日本の賞金王』=小田孔明選手に招待状が届いていないからです。
彼が呼ばれないという前例は、1984年の前田新作プロ以来の事ですから、日本のプロゴルファーはその存在感の薄さにもっと危機感を持たないといけないと思います。
しかし、たった一人の参加とは言え、今年松山選手がマスターズを制覇出来る可能性は高いと信じています。
これも今回の見どころのひとつと言えるのではないでしょうか。
駆け足でマスターズ・トーナメントの魅力と見どころを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ゴルフファンはもちろん、普段あまりゴルフを観ることがない方々にも、今回のマスターズを観戦するキッカケになればうれしいです。
そして、私自身もいつかオーガスタを生で観戦して、ぜひこのブログで紹介したいと思います。